(本ブログはPC・管理人が健常である限り月水金に更新されます)

止まったけど 冷やし損ねて おお慌て とどのつまりは 封じそこなう

この間の経緯の中で、「止める」、「冷やす」、「閉じ込める」を嫌でも憶えてしまいました。現実は「封じそこない」、環境への放射能汚染垂れ流しの仕儀となりました。これだけの重大な行為について菅首相は一言の弁明もありません。日を重ねるごとに深刻化する事態にたいして「展望」を示し何があろうとも国民を救うという固い決意を国民の前で語ることは、いまだに無いのです。現実に進行する現象の予測が難しいことは報道で見る限り想像できます。しかし、最悪の事態を念頭に置きつつ、さまざまな国民救済のシナリオを構築し、すべての責任を自分が負うことを明らかにして官僚を動かし、その実現可能なシナリオ一つずつ遂行する決意、結果として国民を安心させる意志、それが、まったく見えてこないのです。
 放射能汚染にさらされながら、私たちは、「自主的避難」という投げやりな政府の「施策」(これを政策と呼べるのでしょうか)の下で、自分たちで生き残り策を求めねばならないのでしょうか?とすれば、政府には、国民に向かって「買占めするな」などと偉そうな口を叩いてほしくありません。

+++++「人工地震(2)」
前回、「人工地震」を書きました。当ブログへのコメントは mytube20062000@yahoo.co.jp で受け付けていますが、時々、そこに、読んでくださっている方からメールが届きます。今回のそれは、私が「人工地震」説を否定していることにご不満のようです。私が前回のブログで書いたことは
「あの巨大地震・津波を引き起こすために、何者かが三陸近傍に爆薬を仕掛けたのであれば、その爆薬によって生ずる「地震波」が気象庁なり防災科学技術研究所の地震計網で捕捉されている筈。しかし、爆発源の特徴をそなえた地震波はまったく観測されていないので、近傍に爆薬設置したとの「仮説」は成立しない」
ということだけです。
頂いたメールでは、この一番重要なポイントには一切言及せず、「国防省の文書、ニュージーランド近海での実験、HAARP」などを書き連ね、「人工地震」を否定するのは非科学的であると書いています。いずれ、HAARP, 国連決議などについては、これまでも時にふれ書いてきましたが、いずれ、再度書きたいと思っています。
こうしたメールあるいは、ネットで出回っている「陰謀組織が仕掛けた津波・地震」説の背景には、自分の体験・想像をはるかに超える巨大地学現象を信じたくないという一種の「生体防御反応」が働いているのではないかと思えます。これを直視することが、恐怖に繋がるからです。そしてその恐怖から逃れ、自らを安堵させるために、「陰謀集団」の存在を無意識に求めているのだろうと思います。邪推をたくましくするならば、陰謀集団の仕業であるならば、「許し」を乞うことで自らはその災厄から逃れる可能性もあります。しかし、それが巨大な地球規模の物理現象であるならば、なんびとも逃れられないからです。
 
 2001年9月11日に米国ニューヨークで起きた「世界貿易センター攻撃」と同一視する議論も少なくありません。あの二棟の超高層ビルに加え、航空機による攻撃を受けていない七号棟までも不可思議な崩壊をしています。これらのビル群の不可解な崩壊を「米国基準研究所 NIST  National Institute of Standard」が文書にまとめていますが、その報告書は矛盾に満ちています(たとえば、http://doujibar.ganriki.net/zanteimenu.html にその矛盾点が写真・図つきでまとめられています)。
 私自身もNIST報告を読みその内容とビデオなどで見る現実の推移を引き比べました。その結果、あの事件には巷で議論される、または「公式」に米国政府が発表する報告とは異なり、あの事件を主導した深い闇が存在した、ないしは、存在し続けていると思っています。私が、本ブログで時々言及する国際金融資本がこの暗い闇の中に深くうごめいているのかもしれません。酷い富の収奪と独占を貪欲に追求する国際金融資本と、蛮行を行った暗い闇勢力は同根であるのかもしれません。そうしたおぼろげな巨悪に向かって、「陰謀だ、陰謀だ」と叫んでも、巨悪の悪行を封ずる手立てにはなりえません。庶民の目で、事実を少しずつでもよいから確かめ、それらを蓄積し、闇勢力・巨悪勢力につきつけることでしか、彼らの横暴を封ずることはできなかろうし、我々自らを守ることもできません。

 だからこそ、私は前回のブログで、事実として「三陸沖爆弾敷設」説は成立しないと書いたのです。事実・真実のみがわれらの戦いの武器と思うからこそです。海底下の「水爆説」など荒唐無稽なデマを流す輩もいます。そんな水爆がなされていれば、きわめてくっきりと地震計観測網で観測されます。これだけで荒唐無稽説は排除されます。

今回は、再び「浜岡原子力発電の即刻運転停止」について、書くつもりでしたが、前回の続きを書くことになってしまいました。

(つづく)